農村文化 ―生活に内在する資源― 山下　裕作

3-4. 楽しみに満ちた村を

多くの人がきて、大代を歩き始めたら、それはまた面倒なことかもしれませんね。しかし、一方で楽しいことなのかも知れません。思い起こして下さい。盆踊り、夏祭り。色々な村の人が、カランコロンと下駄はいて、皆さんの村へおいでてくれませんでしたか？そしてまたいろんな村のお祭りへ、カランコロンと下駄をならして、皆さん遊びに行きませんでしたか？そしてちょっと道の脇の小暗いところで、意中の異性とドキドキしながら語らったり、他所の集落の若者と、ちょっとした諍いになったりして・・・、賑やかしく、そして楽しかったのではないでしょうか。それは村に人が多かったからでもありますが、他所から村へ多くの人が、楽しんでやって来たからでもあるのです。

今、色々なチャンスが、そこかしこに散らばってます。皆さんが培った、有能な手や足、目や鼻や舌、そして肌や感覚、なにより頭脳を、身近なチャンスを探り活かすことに使って、未来を明るいものにしてやりましょう。

いろいろ、乱雑に書き散らしました。私これからも大代をウロウロさせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。こんな文章書いていますが、私本当はタダの「エラそうな人」です。でも、ちょっと前のご先祖様は大阪の商売人、もうちょっと前のご先祖様は広島山中のお百姓、村の人です。儲ける賢い村の人の血筋です。その可能性を信じていただいて、これからまた少しでもまともな人間になれるよう、皆様のご指導を仰ぎたく存じます。また色々なことをご教授下さい。よろしくお願い申し上げます。

山下　裕作　H20.9.17
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